日本最大の携帯電話事業者は、過去4年半で320万人のユーザーを失った。その多くは、同社がAppleの人気機種「iPhone」を取り扱っていないことに起因することは間違いない。しかし、同社は未だにiPhoneの取り扱い契約を結んでいない。しかし、譲歩を求める圧力は高まっている。
AppleInsider:
NTTドコモの加藤薫社長はロイター通信とのインタビューで、同社は携帯電話に特定のソフトウェアをプリインストールすることを義務付ける「ライフスタイルシステム」の開発に注力していると述べた。アップルは、通信事業者によるiPhoneへのアプリのプリインストールを拒否しており、また、プロバイダが自社の端末に自社ロゴを掲載することも認めていない。これはNTTドコモにとって依然として残る課題だ。
NTTドコモが加入者数を減らし続ける中、日本でトップの座を維持するためには、iPhoneの取り扱い契約は必須だと観測筋は見ている。報道によると、NTTドコモの一部幹部は、社内で同社に譲歩してAppleと契約するよう働きかけているという。
NTTドコモは、米国外で顧客にiPhoneを提供していない数少ない大手通信事業者のうちの1社です。