マイクロソフト、プロフェッショナル向けソーシャルネットワーキングサイト「LinkedIn」を260億ドルで買収へ

マイクロソフト、プロフェッショナル向けソーシャルネットワーキングサイト「LinkedIn」を260億ドルで買収へ

マイクロソフトは月曜日、プロフェッショナル向けソーシャルネットワーキングサイト「LinkedIn」を262億ドルの現金で買収すると発表した。LinkedInは世界最大のプロフェッショナル向けネットワークであり、4億3,300万人以上の会員を擁している。

マイクロソフト、プロフェッショナル向けソーシャルネットワーキングサイト「LinkedIn」を260億ドルで買収へ

AppleInsider:

…マイクロソフトは、上場企業であるLinkedInの買収に1株あたり196ドルを支払う予定です。マイクロソフトは、取引完了後もLinkedInが「独自のブランド、文化、そして独立性を維持」することを約束しています。

1株あたり196ドルという提示価格は、LinkedInの金曜日の終値に対して49.5%のプレミアムとなる。買収は年内に完了する見込みだ。マイクロソフトは買収資金として新たな債券を発行すると発表した。

報道によると、ジェフ・ワイナー氏はLinkedInのCEOとして留任し、マイクロソフトのCEOサティア・ナデラ氏に直接報告することになる。この取引は両社の取締役会で全会一致で承認され、ワイナー氏と、同社の取締役会会長であり共同創業者兼支配株主でもあるリード・ホフマン氏の双方から支持を得たとされている。

「私たちが世界が機会とつながる方法を変えてきたように、マイクロソフトとのこの関係、そして同社のクラウドとLinkedInのネットワークを組み合わせることで、世界の働き方を変えるチャンスが今、私たちにも生まれています」とワイナーは述べた。「過去13年間、私たちはプロフェッショナル同士を結びつけ、生産性と成功を高めるという独自の立場を築いてきました。チームを率いて、私たちの物語の新たな章を切り開いていくことを楽しみにしています。」

発表の中で、マイクロソフトはLinkedInの会員数を誇示し、会員数が前年比19%増加し、月間ユニークビジター数が1億500万人に達したことを指摘した。サイトは四半期ごとに450億ページビューを記録し、700万件以上の求人情報を誇っている。

この買収はマイクロソフトにとって過去最大規模で、2011年にSkypeを買収するために費やした85億ドルをはるかに上回る。今回の新たな買収により、マイクロソフトが2013年にノキアを買収した72億ドルは3位に後退した。