Apple、行動や気分に基づいた広告配信方法を検討

Apple、行動や気分に基づいた広告配信方法を検討

ウェアラブル技術の次なる一手は、ムードリングになるかもしれませんね。AppleがBluetooth接続のムードリングを開発している可能性は低いでしょうが、ユーザーの行動や気分といった指標に基づいてターゲット広告を表示する方法を検討しているようです…

14.01.23-ムード-2

AppleInsider:

Apple の「ユーザーおよびグループ特性データに基づいてユーザーの気分を推測する」特許出願は、広告主やコンテンツプロバイダーに、ユーザーをターゲットとするより直感的で効果的な方法を提供することを目指しています。

Appleの特許文書によると、ターゲティング広告に対するユーザーの反応は、場所、時間帯、現在の活動、さらには気分など、さまざまな要因によって左右される可能性がある。Appleはこれらの要因を活用して、より正確な広告ターゲティングを実現したいと考えている。

Apple のシステムは、ユーザーの気分だけでなく、ユーザーがどのような人口統計に当てはまるか、行動、現在の場所、時間帯なども考慮します。

このシステムは、一定期間にわたって収集された気分データを分析し、ユーザーの「ベースライン気分プロファイル」を生成します。そして、ユーザーの現在の気分関連データを、生成された「気分ルール」と比較し、適切な広告を表示するために活用します。(気分が落ち込んでいますか? 2ブロック先に精神科医がいます…)

心拍数、血圧、発汗量、声の表情など、様々なデータを用いてユーザーの現在の気分を判断できます。行動の手がかりとしては、視聴しているメディアの種類、参加しているソーシャルネットワーキング活動なども挙げられます。

顔認識ソフトウェアを使用し、カメラを介してシステムが気分を測ることもできます。

これらすべて非常に興味深いように思えるが、ユーザーのプライバシー権がこのすべてにおいてどこかで関係してくると思うので、Siri が「ギルバート・オサリバンの『Alone Again (Naturally)』を 37 回連続で再生しましたね。Match.com を試してみませんか?」と言うまでには、おそらくかなり時間がかかりそうだ。

Appleの気分に基づいた広告システムの特許申請は2012年に提出され、発明者としてMichael Froimowitz Greenzeiger、Ravindra Phulari、Mehul K. Sanghaviの3名が名を連ねている。