Apple Payを顧客への決済オプションとして提供している小売業者は、利用数が以前の決済サービス導入時よりも大幅に高い導入率を示していることから、このサービスがモバイル電子決済への関心を高めていると報告している。
AppleInsider:
ニューヨーク・タイムズ紙によると、全米の主要小売店におけるApple Payの初期取引統計は、普及率の急上昇を示すものではないかもしれないが、Googleなどの過去の導入時よりも関心がかなり高いことを示している。同紙は、Apple Payがモバイル決済の認知度を高めることで、競合他社にとって追い風になっていると報じている。
先週報じられたところによると、高級スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットでは、Apple Payが既に全決済の1%を占めており、マクドナルドも「タップして支払う」決済の半分をApple Payが占めているという。ドラッグストアチェーンのウォルグリーンは、Apple Pay導入以来、こうした決済が倍増したと述べている。
一部の小売業者は、顧客によるモバイル決済の導入が遅れていると報告しており(トイザらスは、モバイル決済が過去数週間でわずかに増加しただけだと述べている)、一部のチェーンの顧客がまだ新しいテクノロジーに適応している途中であることを示している。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は今月初め、サービス開始後72時間以内に100万人以上のユーザーがApple Payでクレジットカードを有効化したと述べた。
Apple Payを提供する小売店のリストも増え続けており、南東部の食料品チェーンであるWinn-DixieとBI-LO、および事務用品スーパーストアのStaplesが先週末から顧客にこの決済オプションを提供している。