Appleは本日、ヨーロッパに20億ドルを投じて2つの最新鋭データセンターを建設する計画を発表しました。両施設とも100%再生可能エネルギーで稼働します。アイルランドのゴールウェイ州とデンマークのユトランド半島中部に位置するこれらの新施設は、ヨーロッパのお客様向けにiTunes Store、App Store、iMessage、マップ、SiriなどのAppleオンラインサービスを提供します。

「Appleのヨーロッパにおける継続的な成功に感謝するとともに、私たちの投資がヨーロッパ全土のコミュニティを支援できることを誇りに思います」と、AppleのCEO、ティム・クックは述べています。「この重要な新たな投資は、Appleにとってヨーロッパにおけるこれまでで最大のプロジェクトとなります。事業を拡大し、数百人の現地雇用を創出し、これまでで最も先進的なグリーンビルディング設計を導入できることを大変嬉しく思います。」
すべてのAppleデータセンターと同様に、新施設は開設初日から100%クリーンな再生可能エネルギーで稼働します。Appleデータセンターとしては、これまでで最も環境への影響が少ない施設となります。Appleは、将来的に電力供給に備え、風力発電やその他の再生可能エネルギー源による再生可能エネルギープロジェクトの開発に向けて、地元のパートナーと協力していくとしています。
「イノベーションとは、私たちが出会った世界よりも良い世界を残すことであり、今こそ気候変動に取り組むべき時だと考えています」と、Appleの環境イニシアチブ担当バイスプレジデント、リサ・ジャクソンは述べています。「アイルランドとデンマークにおけるグリーン産業の成長を促進し、豊富な風力資源を活用したエネルギーシステムを開発できることを大変嬉しく思います。私たちの環境責任へのコミットメントは、地球にとっても、私たちのビジネスにとっても、そして欧州経済にとっても有益です。」
Appleは、デンマークのセンターをデンマーク最大級の変電所に隣接して建設することで、追加の発電機の必要性を排除します。また、この施設は施設内の機器から発生する余剰熱を回収し、地域の暖房システムに送り、近隣地域の住宅の暖房に利用します。