TSMC、Apple向けにAシリーズプロセッサの出荷を開始

TSMC、Apple向けにAシリーズプロセッサの出荷を開始

半導体メーカーの台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)が、Appleの人気iOSデバイス向けAシリーズチップの生産を開始するという噂は長年囁かれてきました。ウォール・ストリート・ジャーナルの最新報道によると、ついにその時期が到来し、チップが組立工場へと向かっているとのことです。

台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング社の張会長が台北で投資家会議に出席

ウォールストリート・ジャーナルは、TSMCが2014年第1四半期に20ナノメートルチップの生産を開始したと報じている。出荷は第2四半期に始まった。

Appleは、ライバル関係にあるSamsungとのサプライヤー関係を断ち切ろうとしていると報じられているが、これまでSamsungはAppleのAシリーズプロセッサの主要サプライヤーだった。Samsungは当面Appleの主要サプライヤーの一社であり続けるものの、近い将来、TSMCとプロセッサの発注を分割することになるだろう。

TSMCがAppleの次世代iPhoneとiPadに搭載される「A8」チップの製造を開始したという噂が3月に浮上した。この新型チップはクアッドコアモデルで、現行のA7チップの2倍のコア数を持つと考えられている。

TSMC製のAシリーズチップがAppleのデバイスに搭載されるのは今回が初めてだが、同社はiPhone 5sで初めて搭載されたTouch IDセンサーなど、Apple向けの他のカスタムシリコンも製造している。

(AppleInsider経由)