GoDaddy Group Inc.や資産運用会社Thames River Capital UKを含むResearch in Motion(RIM)の顧客は、最悪の事態、つまり従業員が通信に頼っているBlackBerryサービスを失うことに備えている。
ブルームバーグ:
RIMの株価は過去1年間で70%以上下落し、6月29日には四半期損失を計上し、BlackBerry 10オペレーティングシステムの発売を延期したことを受けて19%急落しました。これにより、RIMへの買い手探しや資産売却のプレッシャーが高まっています。RIMはサービス継続のためのインフラを構築していますが、明日開催される年次株主総会を控え、一部の顧客は代替プランを策定しています。
「ここ3ヶ月、BlackBerryプラットフォームが将来的に消滅してしまうのではないかという懸念が高まっています」と、ロペス・リサーチの創設者マリベル・ロペス氏は述べた。「大手携帯電話メーカーが倒産するのは珍しいことではありません。」
何百万人もの従業員がモバイルメールを通じてオフィスに接続しているため、企業は代替案やフォールバックプランを準備しておくことを強く望んでいます。
ブルームバーグ:「ロンドンに拠点を置く資産運用会社テムズ・リバー・キャピタルは、従業員170名のうち約140名にスマートフォンを支給しており、そのほとんどがBlackBerryだと、同社のインフラ責任者であるロバート・コッカリル氏は述べた。BlackBerry 10の発売延期とRIMとのサービス契約が今年期限を迎えることを受け、コッカリル氏は、従業員の多くがAppleのiPhoneやGoogle Inc.のAndroidプラットフォーム搭載端末に乗り換えると予想している」
「RIMが買収されるリスクはある」とコッカリル氏はインタビューで述べた。「しかし、適切な支援があれば、懐疑的になることもできるし、それほど問題にはならないだろう。」
アリゾナ州スコッツデールに本社を置くインターネットドメイン名およびホスティング会社GoDaddyは、ユーザーを「数時間以内」にiPhoneまたはAndroidデバイスに切り替えることができると、同社の最高インフラ責任者オーギュスト・ゴールドマン氏は語る。
BlackBerryデバイスに「重大な障害」が発生した場合、GoDaddyはユーザーを他のプラットフォームに移行する計画を立てている。