Fast Companyの 報道 によると、Appleは将来のiPhoneでIntelの5Gモデムを採用することに「大きく傾いている」とのことです。Appleのエンジニアは5G技術に関してIntelと緊密に協力していると言われていますが、Qualcommとの5Gモデムに関するやり取りは「限定的」とされています。

Appleの計画に詳しいFast Companyの情報筋によると、Qualcommの5G技術は通信事業者向けに特化された機能を提供する可能性があるものの、その多くは通信事業者に採用されないだろうという。Appleは、将来のデバイスに必要なのはIntelの5G技術だけで十分だと考えている。
Qualcommの5Gモデムチップは、キャリア向けに特化した機能(「アップリンクキャリアアグリゲーション」など)を提供していますが、情報筋によると、その多くはキャリアに広く採用されることはないとのことです。Appleのエンジニアは、Intelの5Gモデムが将来のiPhoneの要件を満たすと考えています。
インテルはモデム市場でクアルコムに大きく後れを取っているものの、5G開発に取り組んでいる小規模な企業群を擁しており、その数は「数千人」に上ると情報筋は推定している。iPhone向け5Gモデム供給の取り組みは、インテルにとって今や「絶対に勝ち取らなければならない」課題となっている。
インテルは2017年のCESで5Gモデムを発表しました。本日、同社は「初期の5Gシリコンをベースにした完全なエンドツーエンドの5G通話に成功した…これは開発における重要なマイルストーンだ」と発表しました。このモデムは2019年または2020年までにiPhoneに搭載される予定です。
通信事業者は2020年頃に5Gネットワークの展開を開始すると予想されています。T-Mobileはそれまでに独自の第5世代ネットワークを展開する予定です。米国のほとんどの無線通信事業者は、すでにこの技術の限定的な試験運用を行っています。
5G は、4G の速度よりも 10 ~ 100 倍高速なデータ速度 (1 ギガビット / 秒以上) や低遅延などのメリットを実現することが期待されています。