アップル、グーグルの検索・人工知能担当責任者をアップルに引き入れる

アップル、グーグルの検索・人工知能担当責任者をアップルに引き入れる

ニューヨークタイムズ紙 は、アップルがグーグルの元検索・人工知能部門責任者、ジョン・ジャナンドレア氏を採用したと報じている。

ジャンナンドレア氏はアップルの「機械学習とAI戦略」全体を統括し、同社のCEOであるティム・クック氏に直接報告することになる。

アップル、グーグルの検索・人工知能担当責任者をアップルに引き入れる

写真提供:ポール・モリス/ブルームバーグ

ニューヨーク・タイムズが入手した従業員宛てのメールの中で、クック氏はジャンナンドレア氏を高く評価している。「ジョンは、コンピューターをさらにスマートでパーソナルなものにしていく中で、プライバシーへの私たちのコミットメントと思慮深いアプローチを共有しています」と彼は述べた。「私たちのテクノロジーは、私たち全員が大切にしている価値観に根ざしていなければなりません。」 

この動きは、AppleがiOS、Mac、Apple TV、HomePodに搭載されているバーチャルパーソナルアシスタント「Siri」に対して批判を受けてきたことを受けてのものだ。Appleはこれまで、Amazon、Google、Microsoftといった競合のバーチャルアシスタントと比較した場合、Siriの欠点が指摘されてきた。

ジャンナンドレア氏は、グーグルの上級副社長時代に、インターネット検索、Gmail、Googleアシスタントなどのグーグル製品を通じて人工知能を統合する取り組みを主導した。

ジャンナンドレア氏は、GoogleによるMetaweb買収の一環として同社に入社し、最高技術責任者として勤務して以来、10年間Googleで勤務した。