Amazon の Kindle 電子書籍ストアの顧客は、今朝、受信箱に嬉しいサプライズが届いて目覚めたかもしれない。それは、Kindle 電子書籍ストアで使用できるクレジットがあることを知らせる Amazon からのメールだ。
このクレジットは、電子書籍の価格操作をめぐって州司法長官と集団原告らが起こした独占禁止法訴訟において、出版社のハシェット、ハーパーコリンズ、サイモン＆シュスター、マクミラン、ペンギンと合意に達した結果である。
2010 年 4 月 1 日から 2012 年 5 月 21 日の間に電子書籍を購入した顧客には、ニューヨーク タイムズの ベストセラー 1 冊につき 3.17 ドル、その他の書籍につき 0.73 ドルのクレジットが付与されます 。
Amazon からのメールには次のように書かれていました。
XXXX XXXXXXX様
朗報です！過去にKindle書籍をご購入いただいた場合、一部商品につき$XX.XX相当のクレジットを進呈いたします。このクレジットは、電子書籍の価格をめぐって州司法長官および集団原告団が提起した独占禁止法訴訟において、Hachette、HarperCollins、Simon & Schuster、Macmillan、Penguinといった出版社と和解が成立したことによるものです。
クレジットの申請は不要です。Amazonアカウントにクレジットが既に加算されています。Amazon.comで販売されているKindle本または印刷本の次回ご購入時に、出版社を問わず、利用可能なクレジットが自動的に適用されます。ご購入に適用されたクレジットは、注文内容の概要に表示されます。アカウントにクレジットが反映されていない場合は、Amazonカスタマーサービスまでお問い合わせください。
和解に関する詳細は、www.amazon.com/ebooksettlementsをご覧ください。
クレジットの有効期限は1年間で、2015年3月31日以降は失効となります。クレジットをご利用いただいていない場合は、有効期限の90日前に、まだクレジットが利用可能であることをお知らせするメールをお送りします。
Kindle をご利用いただきありがとうございます。
Amazon Kindleチーム
訴訟では、ハシェット、ハーパーコリンズ、サイモン＆シュスター、マクミラン、ペンギンの5大出版社とアップルが共謀して電子書籍の価格を人為的につり上げたと主張されている。
Mashable は、和解に同意したのは出版社側のみであり、Apple は訴訟を続行しており、同社がこの訴訟で独占禁止法に違反したとする判事の判決に対して控訴していると指摘している。
