トルコ当局、ロシア大使殺害犯の所有物だったiPhone 4sのロック解除をアップルに要請

トルコ当局、ロシア大使殺害犯の所有物だったiPhone 4sのロック解除をアップルに要請

トルコ当局は、駐トルコ・ロシア大使を射殺した非番の警察官が所持していたiPhone 4sのロック解除をAppleに要請した。Appleはこの要請を拒否するとみられているが、  MacReportsに よると、ロシア政府はロック解除に協力する見込みだという。

トルコ当局、ロシア大使殺害犯の所有物だったiPhone 4sのロック解除をアップルに要請

ロシアが支援を申し出たようで、トルコにiPhoneのロック解除のための特別な技術チームを派遣する予定だと、トルコの高官が明らかにした。トルコ当局はAppleにも連絡を取った。Appleはまだ何も発表していないものの、Appleが支援しないことは明らかだ。

駐トルコ・ロシア大使アンドレイ・カルロフ氏は月曜日、アンカラで銃撃され死亡した。容疑者はメヴリュト・メルト・アルトゥンタスと名乗る男で、非番の機動隊員だった。アルトゥンタスは警察の身分証明書を使って、カルロフ氏が講演していた美術館に侵入しようとした。アルトゥンタスはその後、トルコ特殊部隊との銃撃戦で死亡した。

この暗殺は、シリア紛争に関する相違点に対処しようとしているロシアとトルコの関係を不安定化させようとする試みだとされている。

この状況は、サンバーナーディーノ銃乱射事件の犯人サイード・ファルークのiPhone 5cのロック解除をFBIがAppleに依頼した類似の事件を彷彿とさせます。Appleは、デバイスにアクセスするためのバックドアを作成すれば、悪意のある人物の手に渡る可能性があるとして、ロック解除を拒否しました。FBIは最終的にイスラエルのセキュリティ企業と契約し、デバイスのロック解除を行いました。デバイスからは特に注目すべきものは発見されませんでした。

(9to5Mac経由)