AppleはiPad 3と並行して低価格のiPad 2を販売し続ける可能性が高い

AppleはiPad 3と並行して低価格のiPad 2を販売し続ける可能性が高い

AppleはiPad 2を、近日発売予定のiPad 3と並行して、低価格帯の選択肢として引き続き提供するだろうという憶測が流れていた。DigiTimesが発表したディスプレイ出荷計画は、この憶測をさらに裏付ける追加データを提示した。MacRumorsのEric Slivka氏は次のように書いている。

報道によると、2048×1536ピクセルの「Retina」解像度のiPad 3ディスプレイパネルの生産量は、今年第2四半期までに、より低解像度の1024×768ピクセルのiPad 2パネルの生産量を上回る見込みだが、Appleのサプライヤーは2012年に約2500万枚のiPad 2パネルを生産する見込みだ。これは2011年の推定4800万枚からは減少するが、それでもかなりの数だ。情報筋によると、Appleのサプライヤーは今年、iPad 3パネルも約4000万枚生産する予定で、両モデルを合わせると合計6500万台のiPadが生産されるという。

2011年第4四半期のパネル出荷枚数が100万枚未満だったが、アップルは新バージョンのiPadに搭載するパネルの出荷枚数を第1四半期に600万~700万枚、第3四半期には1000万枚まで増やし続けると関係者らは指摘した。

情報筋によると、アップルはiPad 2パネルの出荷数を、2011年第3四半期のピーク時の1,600万枚から2011年第4四半期には1,000万枚に、さらに2012年第1四半期には700万~800万枚にまで減らしたという。

DigiTimesはAppleの製品計画に関する報道にばらつきがあるものの、同社のサプライチェーンについては時折、かなり正確な情報を提供している。そのため、噂されているiPadのディスプレイパネルの生産量が示唆する量であれば、iPad 3の発売後もiPad 2の生産が続く可能性が高いと言えるだろう。