Appleは、Apple Watchに使用されている心拍センサー技術を他社から盗んだとして告発されている。生体認証センサー企業Valencellは月曜日、クパチーノに拠点を置く同社を特許侵害、欺瞞的商慣行、契約違反で訴える訴訟を起こした。
ヴァレンセル社によると、Appleは2013年初頭から同社のPerformTek心拍センサー技術に関心を示していたという。同社によると、AppleがApple Watchへのライセンス供与に関心を示しているとAppleが確信したのは、同社がApple Watchへの搭載を検討していたからだという。Appleは2013年と2014年にヴァレンセル社と会談し、同社の新型ウェアラブルデバイスに心拍センサー技術を搭載することについて協議した。ヴァレンセル社によると、Appleは手首型心拍センサーシステムに「大きな関心」を示していたという。
ヴァレンセルは、PerformTekを搭載したデバイスのプロトタイプをAppleに披露しただけでなく、後にiPhoneメーカーに詳細な検証のためのサンプルを提供しました。Appleは2014年後半に、心拍センサー技術を目玉機能として搭載したApple Watchを発表しました。
ヴァレンセル社は、アップルが虚偽の理由で当該技術に関する情報を入手したと主張している。ヴァレンセル社から当該技術のライセンスを取得する意図は全くなかったという。また、アップルはライセンス料を支払うよりも、ヴァレンセル社から訴訟を受けるリスクを負う方が経済的に有利だと判断したとも主張している。
Valencell社は、Apple Watchが同社の心拍数センサー技術に関する特許4件を侵害していると考えていると発表しました。同社は、Appleの従業員が自社のウェブサイトから偽の連絡先情報を使ってダウンロードしたとされるValencell社のホワイトペーパーに関して、特許侵害、欺瞞的商慣行、および契約違反で訴訟を起こしています。
この訴訟は、将来の侵害行為を阻止する暫定的かつ恒久的な差止命令、損害賠償、および恒久的な差止命令が認められない場合に備えたライセンス目的の継続的なロイヤルティ料率を求めている。
ヴァレンセルは自社製品の製造・販売を行っていないものの、その技術はソニー、LG、Jabra、iRiver、Atlas Wearables、Scoscheといった企業にライセンス供与されている。同社はFitbitに対しても同様の訴訟を起こしている。
(AppleInsider経由)