スティーブ・ジョブズが Genius Bar について最初に語った意見:「そんなの馬鹿げている! 絶対にうまくいかない!」

スティーブ・ジョブズが Genius Bar について最初に語った意見:「そんなの馬鹿げている! 絶対にうまくいかない!」

故スティーブ・ジョブズは、Appleの直営店にGenius Barを設置するというアイデアにあまり乗り気ではありませんでした。彼の最初の反応は「そんなの馬鹿げてる!絶対にうまくいかない!」でした。

スティーブ・ジョブズが Genius Bar について最初に語った意見:「そんなの馬鹿げている! 絶対にうまくいかない!」

元Apple小売部門責任者のロン・ジョンソン氏がRecode Decodeポッドキャストで語る。

「私がスティーブにGenius Barのアイデアを話した時のことを覚えています。すると彼は『そんなの馬鹿げてる!絶対にうまくいかない!』と言いました」とジョンソンは語った。「彼はこう言ったんです。『ロン、君のアイデアは正しいかもしれないが、大きな欠陥がある。テクノロジーに精通していて、しかも人との繋がり方を知っている人に会ったことがない。彼らはみんなオタクだ!『Geek Bar』と呼べばいいじゃないか』」

「それで私はこう言いました。『スティーブ、今の20代の若者は全く違う世界で育ってきた。彼らは皆テクノロジーを知っていて、そういう人たちが店で働くことになるんだ』」

ジョンソン氏はさらに、翌日スティーブ氏が「Genius Bar」というフレーズを商標登録するためにアップルの法務顧問に電話をかけたと語った。

ジョンソンとスティーブ・ジョブズの最初のインタビュー

2011年にアップルを去ったジョンソン氏は、アップルでのスティーブ・ジョブズ氏との最初の面接についても語った。

二人は「初日から意気投合した」とジョンソンはカラ・スウィッシャーが司会を務める最新のRecode Decodeで回想し、そのポジションの面接のときにはジョブズからいくつかの宿題を与えられたという。

「彼は私にこう言いました。『もうすぐ感謝祭の週末だ。君ならどうするか書いてみたらどうだ? 小売業にどうアプローチするか? 教えてくれ』」とジョンソン氏は語った。「それで私は、アップルがなぜ店舗を持つべきか、どんな形であるべきか、などについて10ページにわたる論文を書き上げたのです」

「『おい、戻ってきてくれないか?』って電話がかかってきたんだ」と彼は付け加えた。「部屋に入ると、彼(ジョブズ)は『おい、戻ってきてくれてありがとう』って言う。『それで、僕の論文はどうだった?』って聞くと、『うーん、あまり気に入らなかったけど、まあいいよ。話そう!』って。それがスティーブだ。その日、彼は僕に仕事をオファーしてくれたんだ」

Genius Barは、長年にわたりApple直営店で人気のサービスです。iPhone、iPad、Mac、その他のApple製品のユーザーは、予約制でAppleの修理専門スタッフと面談し、デバイスのトラブルシューティングを受けることができます。