アップルの10億ドル規模のアイルランドデータセンターがついに承認される

アップルの10億ドル規模のアイルランドデータセンターがついに承認される

アップルはついに、アイルランドに8億5000万ユーロ(10億ドル)規模の欧州データセンターを建設する正式な承認を得た。この承認は、プロジェクトが最初に発表されてから2年半以上を経てのことだ。

アップルの10億ドル規模のアイルランドデータセンターがついに承認される

ビジネスインサイダー:

アップルはついにアイルランドの高等裁判所から、ゴールウェイ州アセンリーに巨大な新しいデータセンターを建設する許可を得た。

ポール・マクダーモット判事は、アップルにアイルランド西海岸にデータセンターを建設する許可を与えるべきだとの判決を下した。

アイルランドのデータセンタープロジェクトの承認を得るまでに要した期間中に、Appleはアイルランドのデータセンターと並行して発表されていたデンマークのデータセンターの建設を完了し、さらにデンマークに2つ目のデータセンターを建設する計画も発表した。

Appleは、新しいデータセンターを使用して欧州のユーザーデータを保存し、欧州の顧客向けにiTunes、App Store、iMessage、Siri、マップなどのオンラインサービスを提供する予定です。

アイルランドのデータセンター建設計画は、Appleがデータセンターを森の中に建設し、周囲の森に与えた損害を修復し、再生可能エネルギーで電力を供給する計画を発表していたため、単なる形式的なものに過ぎないと思われていた。地元住民の大半もこの計画に賛成していた。しかし、環境問題を理由に反対意見も上がっていた。

マクダーモット判事の判決はプロジェクトにとって前向きな兆候ではあるものの、反対派が判決を不服として控訴する可能性が高いため、法廷闘争はまだ終結には程遠いとみられる。この訴訟は最終的に最高裁判所に持ち込まれる可能性もある。