アップル、今後5年間でシアトルでの雇用を2,000人拡大へ

アップル、今後5年間でシアトルでの雇用を2,000人拡大へ

アップルはシアトルでの事業を拡大し、今後5年間でさらに2,000人の新規雇用を計画しているとシアトル市長ジェニー・ダーカン氏が月曜日の声明で発表した。

Appleの新しいシアトルキャンパスのレンダリング。(Miller Hull Rendering)

Appleは既にシアトルに拠点を置いており、市内に複数のオフィスを構えています。同市内には、iCloud、人工知能(AI)、Siriの開発チームも所属しています。以前からAppleがシアトルでの事業拡大を計画しているとの噂がありましたが、昨日の発表は同社の計画を裏付けるものでした。

ダーキン市長の発表は次の通り。

これらの新たな雇用は、私たちが既に認識していたことを裏付けるものです。つまり、シアトルはどこよりも優秀な人材と都市を持っているということです。Appleのシアトルにおける事業拡大は、シアトル市民にとっての機会の拡大と、シアトルが経済大国へと成長したことを示すもう一つの例です。しかし、シアトルが成長を続ける中で、それに伴う様々なプレッシャー、すなわち住宅価格の高騰、新たな低所得者向け住宅の建設、公共交通機関の拡充といった問題に対処するために、早急に行動を起こさなければならないことを私たちは認識しています。  

来年までに、ワシントン州の雇用の70%は何らかの高等教育資格を必要とするようになると推定されています。今日シアトルで育つ子どもたちが、Appleが本日発表したような素晴らしいエンジニアリングやコンピューターサイエンスの職に就くための準備を整えることが、私の最優先事項です。だからこそ私たちは、シアトル・プロミスとオポチュニティ・プロミスを創設しました。これは、私たちの若者が様々なリソースにアクセスし、シアトルの未来を担う高収入の仕事への道を歩むことができるようにするためです。

今月初めの噂によると、アップルはニューヨーク北西部のサウス・レイク・ユニオン地区にある大規模オフィスビルの賃借を検討しているとのことだった。クパチーノを拠点とする同社は、デクスター・レーン333番地のビルに入居する計画だと報じられている。このプロジェクトには、12階建てのオフィスビル2棟が含まれ、総面積は63万平方フィート(約6万平方メートル)で、約4,200人の従業員を収容できる見込みだ。