AT&T、T-Mobile買収に関するFCC申請を取り下げ

AT&T、T-Mobile買収に関するFCC申請を取り下げ

AT&Tは今朝、T-Mobile買収案に関する米連邦通信委員会への承認申請を取り下げたと発表した。

The Vergeの報道によると、AT&TとDeutsch Telecomの両社は、提案されている390億ドルの合併に対して司法省が起こした独占禁止法訴訟を阻止することに重点を移すと述べている。

この決定は、買収に関する行政聴聞会を開くというFCCの以前の決定に続くもので、その際FCCは、AT&Tが主張するように買収が実際に雇用を創出するかどうかは不明であると述べた。

AT&Tは、買収が成立しなかった場合に備えて40億ドルの費用を負担する計画だ(ドイツテレコムへの30億ドルの支払いと、AT&Tが放棄することになる10億ドル相当の周波数帯域)。これは、買収が失敗する可能性が高いとAT&Tが考えていることを示している。

AT&Tは、これは両社が司法省による合併承認の取得にさらに注力するための戦略的な動きだと説明している。