フォックスコン・テクノロジー・グループは、より多くの顧客が自社製品に「Made in USA」の刻印を求めるようになったため、北米事業の拡大を目指していると発表した。
ブルームバーグ:
「一般的に顧客は米国での生産拡大を望んでいるため、米国での製造拡大を検討しています」と、フォックスコンの広報担当者ルイス・ウー氏は電話インタビューで述べた。ウー氏は個別の顧客や具体的な計画についてはコメントを控えた。
台北に本社を置くフォックスコンは、世界中で160万人の従業員を雇用しており、カリフォルニア州とテキサス州にも工場を構えています。これらの工場では、サーバーなどの半組み立て製品を製造しています。
フォックスコンの最大の顧客であるアップルは、来年米国でのMac生産に1億ドル以上を費やす予定だ。
「サプライチェーンは米国での事業拡大における大きな課題の一つです」とウー氏は述べた。「さらに、米国に生産拠点を持ち帰る際には、中国の低コストな労働力ではなく、米国で高付加価値のエンジニアリング人材を活用する必要があります。」
フォックスコンの会長テリー・ゴウ氏は先月、米国のエンジニアをアジアに招き、製造業の訓練をさせてから米国に派遣したいと述べた。
フォックスコンは中国全土に150万人以上の従業員を抱えています。同社は近隣にサプライヤーを抱えることで柔軟性を高め、納期とコストを削減しています。しかし、スマートフォンに使用されるプロセッサやガラスなど、一部の部品は米国で製造されています。
FoxconnやAppleといったメーカーによる「米国回帰」の動きがどうなるのか、興味深いところです。MacTrastは、その動向を逐一お伝えしていきます。