今週初めにリリースされた iOS 9 Golden Master を使用すると、常時オンの「Hey Siri」機能が有効になっているときに、ユーザーは Siri をトレーニングして自分の声をより正確に認識できるようになります。
「Hey Siri」を使えば、ホームボタンを押さなくてもSiriに情報を尋ねることができます。この機能はこれまでiPhoneを充電器に接続しているときのみ動作するように制限されていましたが、メインのA9プロセッサに新しいM9モーションコプロセッサを内蔵した新しいiPhone 6sと6s Plusでは、いつでもこの機能が使用できるようになります。
iOS 9.1ベータ版で初めて確認され、iOS 9 GM版でも搭載が確認されているこの新しい「トレーニング」機能は、Siriに誰の声でもなく自分の声を認識させるためのプロセスをユーザーが段階的に学ぶことができるものです。これにより、テレビやラジオの広告、ポッドキャストなどで「Hey Siri」と呼びかけられてもSiriが反応しなくなるのを防ぐことができます。あるいは、これは単にSiriが誰からの質問にもより適切に応答できるようにトレーニングするための方法なのかもしれません。現時点では、Appleはこの件に関する情報を公表していません。
iOS 9 GMまたはiOS 9.1をご利用のデバイスでは、設定アプリの「一般」→「Siri」でトレーニング機能を見つけることができます。「Hey Siriを許可」と書かれたトグルスイッチをタップして機能をオンにすると、新しいセットアッププロセスがトレーニングプロセスを案内します。Siriにあなたの声を認識させるトレーニングはわずか数秒で完了します。