レポート:アプリが独立して実行できるようになるまで、開発者はApple Watchへの関心を失い続けている

レポート:アプリが独立して実行できるようになるまで、開発者はApple Watchへの関心を失い続けている

Business Insider は、約 10 万人のアプリ開発者にサービスを提供しているモバイル データベース会社 Realm が、同社の統計によると開発者が Apple Watch への興味を失っていると報告した。

レポート:アプリが独立して実行できるようになるまで、開発者はApple Watchへの関心を失い続けるだろう

アプリ開発者でモバイルデータベースRealmの副社長であるティム・アングレード氏は、Appleの開発者は最近はWatch向けのアプリを書くことにあまり興味がないと語る。

アングレード氏によると、約10万人のアプリ開発者が、約10億人が利用するアプリでRealmのデータベースを利用しているという。これにより、Realmはモバイル開発者の関心を集めているデバイスとそうでないデバイスを見極める独自の視点を持つことができる。

アングレード氏はBIの取材に対し、開発中のiOSアプリ1,000本につきtvOSアプリが10本、Watchアプリが1本程度あると述べている。アングレード氏は、Appleがウェアラブル端末でiPhoneから独立してアプリを実行できるようにしない限り、Appleのウェアラブル端末への関心は再燃しないと考えている。

Apple Watchは現在、iPhoneの単なるコンパニオンアプリとしか見なされておらず、多くの開発者はWatchコンパニオンアプリにそれほどの収益は期待していない。しかし、6月に開催されるAppleの開発者向けイベント「WWDC 2016」で、状況は一変するかもしれない。

「Appleは独立したアプリを実行できるようにするためのロードマップを公開しました。これは大きな出来事です」とアングレード氏は語る。彼は、接続性とセンサーへのアクセスは次期Watchで解決されると聞いている。開発者たちは、Appleがどのようにしてバッテリー駆動時間を延ばしたかなど、他の詳細にも注目するだろう。

(9to5Mac経由)