最新iPadにLTE 4G機能が導入されたことに伴い、iOS 5.1にアップグレードした多くのユーザーの間で、AT&TのiPhone 4Sでも4G信号が受信できているように見えるという報告がありました。しかし、実際にはそうではありませんでした。この4G表示はiOS 5.1のバグによるもので、iPhone 4Sの速度は依然として3Gに制限されているのです。
AT&T は iPhone 4S の発売時に Apple にこれを 4G デバイスとして売り出すよう働きかけましたが、AT&T が自社の HSPA+ ネットワークを「4G」と呼ぶのは少し不自然であるにもかかわらず、Apple は AT&T の要求に屈したようです。
The Verge は、これは確かに誤解を招くような表示の変更に過ぎず、この表示を見た iPhone 4S ユーザーは、それに伴う速度向上をまったく得られていないと確認しています。
AT&T の弁明は、同社の HSPA+ 3G データ ネットワークは、Sprint や Verizon が使用している 3G ネットワークよりもはるかに高速で動作し、その速度の向上は同社のネットワークを「4G」と呼ぶのに十分であるという事実に基づいています。
もちろん、これは iOS 5.1 内の単なるバグである可能性もありますが、AT&T が以前に自社のネットワークを 4G として宣伝しようとしたことを考えると、これが同社の不正なマーケティングのさらなる成果であるとしても驚かないでしょう。