Appleユーザーの間では、Apple IDの統合が許可されていないことが大きな不満となってきました。複数のログインで複数のサービスを利用するユーザーが増え、苦労しているという声も聞かれます。しかしMacRumorsは、iOS 5とiCloudのリリースが近づくにつれ、複数のApple IDで問題を抱えるユーザーが増えると予想し、Appleがこの状況を変える可能性があると報じています。
多くのユーザーは、時間をかけて新しいApple IDを作成したにもかかわらず、既にそのApple IDで購入を行ったため、古いアカウントに紐付けられていることに気づき、イライラしています。また、MobileMeやiCloud用に新しいApple IDを作成したにもかかわらず、2つのアカウントを切り替えるのが難しくなっていることに気づいたユーザーもいます。
主な懸念事項の一つは、iTunesやデバイスで自動ダウンロードを利用しているユーザーです。Appleの自動ダウンロード機能を使うのは、デバイスを90日間単一のApple IDにロックし、アカウントを簡単に切り替えられないようにするため、非常に面倒な作業です。このような場合、Appleは複数のApple IDを統合できないとするのが通例です。
しかし、MacRumorsは、Appleがこの問題を認識しており、解決策に取り組んでいる可能性があるという情報を得ました。報道によると、MacRumorsの読者が以下のメールアドレスにメールを送信しました。
ティム・クック氏にこの問題について問い合わせたところ、すぐにAppleのエグゼクティブリレーションズ担当者から電話がかかってきた。彼女はApple ID担当チームと連絡を取り、問題を理解しており、iCloudでも同様の問題が発生している人は増えるだろうと説明した。また、アカウントを統合する方法はまだないと繰り返したが、現在対応中であることを明らかにした。その間、彼女は1つのアカウントを選び、それを無期限に保持し、今後の購入はすべてそのアカウントで行うことを勧めた。
これは決して確証ではありませんが、不満を抱えるユーザーは、Appleが近い将来このポリシーを変更する可能性に希望を見出すかもしれません。多くのApple顧客にとって、これは確かに物事を楽にするでしょう。
