アップルは、7月の電子書籍独占禁止法判決で言い渡された有罪判決とそれに伴う刑罰に対して控訴することを裁判所に通知した。
AppleInsider:
アップルと司法省の争いは、クパチーノの主任弁護士であるオリン・スナイダー氏が木曜日に同社を代表して正式な控訴通知を提出したことで、第2巡回控訴裁判所に移管されることになった。スナイダー氏は既に、8月にデニス・コート判事宛ての書簡で、アップルが控訴する計画を示唆していた。
この申し立ては、Appleが電子書籍出版社と共謀して電子書籍の価格を吊り上げたとして有罪判決を受けてからほぼ3か月後に提出された。また、この申し立ては、Appleに対する差し止め命令の発効予定日の前日に行われた。この差し止め命令により、Appleは出版社との契約交渉を段階的に進め、外部のコンプライアンス監視機関を導入せざるを得なくなる。
「被告アップル社(以下「アップル」)は、原告米国側の最終判決、および同裁判所がアップルに対して発した差し止め命令に対して、米国第2巡回区控訴裁判所に控訴することをここに通知する」とスナイダー氏は記した。