アマゾン、Apple TVとGoogle Chromecastの販売を禁止へ

アマゾン、Apple TVとGoogle Chromecastの販売を禁止へ

Amazonは、ビデオストリーミングのライバルであるAppleとGoogleに対して優位に立とうとする明らかな試みとして、AmazonのPrime Videoサービスを提供していないApple TVとGoogle Chromecastの販売を禁止する予定です。

アマゾン、Apple TVとGoogle Streamer Boxの販売を禁止へ
Amazon Fire TV セットトップ ストリーミング ボックス。

ブルームバーグ:

シアトルに拠点を置くウェブ小売業者であるAmazonは、マーケットプレイスの販売業者に対し、Apple TVとGoogleのChromecastの販売を停止する旨のメールを送付した。Amazonによると、これらの製品の新規出品は禁止され、既存在庫の掲載は10月29日をもって削除される。Amazonのストリーミングサービス「プライム・ビデオ」は、Amazonのハードウェアではスムーズに動作しない。

「過去3年間で、プライムビデオはプライムの重要な一部となりました」とAmazonは述べています。「お客様の混乱を避けるため、当社が販売するストリーミングメディアプレーヤーがプライムビデオとスムーズに連携することが重要です。」

アマゾンは、同社のビデオサービスに対応するロク社のハードウェア、マイクロソフト社のXbox、ソニー社のプレイステーションの販売を終了する予定はない。

ロサンゼルスのウェドブッシュ証券のアナリスト、マイケル・パクター氏はブルームナーグに対し、アマゾンの決定は「消費者に誤ったメッセージを送る」とし、プライム・ビデオの説明は「弱々しい」と述べた。

「Amazonの顧客のうち、プライム会員は20%にも満たない」とパクター氏は同誌に語った。「Netflixを視聴するためにApple TVを希望する残りの80%はどうだろうか?顧客の混乱を避けるという言い訳は、Amazonのファーストパーティ製品をサードパーティ製品よりも優遇しようとする、あからさまな試みであり、これは誤った動きだったと思う」

パークス氏によると、2014年のストリーミングボックス販売では、アマゾンがアップルから3位の座を奪った。Rokuは34%で市場トップ、グーグルは23%で2位だった。