
見出しの通りですね。ライブFlashビデオは、まもなくiPadだけでなく他のiOSデバイスでもご利用いただけるようになります。
AdobeはAppleの意向に沿う形で、今週開催された全米放送事業者協会(NAB)カンファレンスでデモを行ったFlash Media ServerでサポートされるHTTP Live Streaming(HLS)という新フォーマットを発表しました。Flash Media Live Encoderは、放送事業者に「ライブブロードキャストストリームをキャプチャし、Android、Apple iOS、Samsung TVなど複数のデバイスに配信する」機能を提供します。Flashがインストールされているかどうかに関係なく、適切なビデオストリームをデバイスに配信します。Mobile SafariなどFlashがインストールされていない場合、ユーザーはHTML5でHLSストリームを受信します。Flashがインストールされている場合は、HTTP to Flash経由でストリームを受信します。
これは、ライブニュースやイベントの最新情報を得られずにいたiOSユーザーにとって朗報です。おそらく、リソースを大量に消費するFlashがなければ、OS X版Safariでも動作するでしょう。Adobeがさりげなく敗北を認めたことは、巨大なiOS市場と急成長するコネクテッドメディアデバイス市場に対応するためには、革新を迫られたことを如実に物語っています。
[ GigaOmおよびAdobe経由]