AppleのiOSベースのバーチャルパーソナルアシスタントであるSiriが、いずれMacにも搭載されるだろうと長らく期待されてきました。しかし、OS Xプラットフォームでのデビューはまだ見られません。ところが、Appleが新たに出願した特許には、MacでのSiriの実現を可能にするインテリジェントアシスタントが記述されています。
マックルーマーズ:
今年2月に提出されたこの特許出願は、1年前に提出された仮出願に基づいており、ドックに装着されたままタッチ入力または音声コマンドを待機し、iOSのSiriに似たパーソナルアシスタントを起動するシステムについて記述されています。アシスタントは、ユーザーの入力に基づいてタスクを実行します。このシステムは第三の手としても機能し、ユーザーはマウスとキーボードを物理的に操作しながら、同時に音声で別のタスクを実行することができます。
今のところ、OS XでSiriに少しでも似ていると見られるのは、ユーザーが単語や文章を話すと即座にテキストに変換されるOS Xのディクテーション機能だけです。Appleは通知センターやリマインダーといったiOSの機能をOS Xに徐々に統合しているので、今回の特許出願は、Siriの優れた機能がAppleのデスクトップOSに搭載される兆しとなることを期待したいところです。