Adobeは12月の約束通り、 Flash Professionalアプリとして名称を変更したAnimate CCをリリースしました。これは、Webアニメーションの主流としてFlashからHTML5へと移行したことを鑑みての措置です。
同社は、名前を変更した製品のリリースに際し、多数の新機能も追加しました。
- Creative Cloud ライブラリ
- 高品質な画像、イラスト、グラフィックのためのAdobe Stock統合
- HTML5 Canvas ドキュメントタイプの TypeKit サポート
- 新しいベクターアートブラシ
- 鉛筆とアートブラシの改良
- ブラシライブラリパネル
- タグ付きスウォッチ
- HTML5 Canvasドキュメント用のカスタムテンプレート
- AS3、WebGL、HTML5 Canvas ドキュメントの OAM 公開サポート
- HTML5 Canvasドキュメントでテキストをアウトラインとして公開する
- プロジェクターサポート
- ステージスケーリング
- ステージを回転させる
- SVGファイルをインポートする
- 強化された描画オブジェクトの境界ボックス
- 複数の解像度へのビデオエクスポート
- コンテンツはステージのサイズに比例して拡大縮小されます
- 強化されたオニオンスキン
- HTML5 Canvasの改良
Adobeは、Twitch.tvチャンネルでアプリとその新機能に関するチュートリアルを提供しています。トピックには、 「Adobe Animate CCの学習」、 「ライブゲーム制作」 、 「ライブミュージック&アニメーション」などが含まれます。ライブ放送は本日から開始されます。番組スケジュールはAdobeのTwitch.tvサイトでご覧いただけます。
Flash が一夜にして消えることはありません。アプリから生成されるコンテンツの焦点は今後 HTML5 中心になりますが、Animate CC は引き続き Flash および Air 形式をサポートし、Flash Player 12 の開発が進行中です。
同社はウェブサイト作成ツール「Muse CC」もアップデートし、レスポンシブデザインに対応しました。また、 「Bridge」も復活し、iOSとAndroidの両方のモバイルデバイス、そしてOS X 10.11搭載のデジタルカメラからのインポート機能などが追加されました。
(9to5Mac経由)