カリフォルニア州で行われた第2回アップル対サムスン特許訴訟の初日が終盤を迎えた昨日、アップル上級副社長フィル・シラー氏が証言台に立った。彼の証言は、両テクノロジー大手による最初の法廷闘争で2度行われた証言とほぼ同一だった。
AppleInsider:
火曜日の複数の法廷報告書で指摘されているように、シラー被告は直接尋問でも同じ要点を述べ、陪審員らにアップルのiPhoneの開発、生産、販売の過程について説明した。
シラー氏は陪審員にアップルの「新製品開発プロセス」を説明し、アップルのような企業がiPhoneのようなデバイスを開発する際に負うリスクを陪審員に伝えようとした。
シラー氏は証言を説明するためにグラフ、図表、記事などを用いた。これらの資料の多くは、以前の証言で使用されたものと同一であった。
記者のマイク・スウィフト氏は、シラー氏がサムスンの「模倣」がイノベーターとしてのアップルの影響力を傷つけていると述べたとツイートした。
シラー氏はサムスン側の弁護士による反対尋問で、裁判で問題となっている特許について十分な説明を受けていなかったことを認めた。
シラー氏は、サムスンギャラクシーの第一印象について、「まるでiPhoneを真似しようとしているように見えた」と証言した。さらに、この製品によって人々はアップルの革新性の一部に疑問を抱き、どの製品がユーザー体験を創造しているのか分からなくなっていると付け加えた。
サムスンがシラー氏を尋問している間に火曜日の審理は終了したが、同社の弁護士らは金曜日の太平洋時間午前9時に再度シラー氏に尋問する予定である。
Appleは、5件の特許侵害を理由にSamsungに対し損害賠償を求めている。Samsungは、2件の特許に基づく2件の請求に対し、自らも損害賠償を求めている。