警告:Final Cut Pro XはiOS 11の新しいH.265高効率ビデオコーデックと互換性がありません

警告:Final Cut Pro XはiOS 11の新しいH.265高効率ビデオコーデックと互換性がありません

Final Cut Pro X(FCPX)でiPhoneの動画を編集する場合、デバイスがiOS 11の新しいH.265高効率ビデオコーデックで動画を保存していないことを確認してください。FCPXはまだこの新しい省スペースビデオコーデックをサポートしていません。

Appleは今月初めのiOS 11のリリースに合わせて、新しいビデオコーデックを発表しました。HEVCコーディングは、ビデオを非常に効率的に保存する方法を提供し、必要な容量を最大50%削減します。

9to5Mac:

Final Cut Pro Radio Facebook グループのメンバーが、Apple サポート スタッフと話し合った後、これを報告しました。

撮影に使用したデバイスがiOS 11にアップデートされている場合、デフォルトで容量を効率的に利用するための新しいコーデックで撮影されます。これはAppleが対処していない小さな問題を除いては、全く問題ありません。Final Cut Pro Xはそのコーデックを読み込めません。そのため、動画をインポートしようとすると、iPhone上のクリップはFCPXのインポートインターフェースに表示されますが、動画は 黒い画面で表示されます。音声は聞こえますが、映像は表示されません。

現時点では、FCPXにインポートしたHEVCビデオはすべて使用できません。Appleはこの問題を認識しており、修正に取り組んでいると報じられています。Appleはすでに、コンシューマー向けのiMovieビデオエディタを互換性のあるものにアップデートしています。

iPhoneで撮影した動画が互換性があるかどうかを確認するには、設定アプリを開き、「カメラ」オプションをタップしてください。次に「フォーマット」をタップします。「高効率」がデフォルトでチェックされています。FCPXとの互換性を確保するには、「互換性優先」を選択してください。

既に撮影したビデオは今のところ互換性がありません。ただし、どうしてもFinal Cut Pro Xで編集する必要がある場合は、少し厄介な回避策があります。

クリップをMacの写真アプリにインポートします。インポートが完了したら(ビデオの量によっては多少時間がかかる場合があります)、必要なクリップを選択して写真アプリからエクスポートします。写真アプリは、Final Cut Pro Xが読み込めるコーデックでクリップを書き出します。クリップが写真アプリから任意の場所にエクスポートされたら、Final Cut Proを開いて、写真アプリからエクスポートしたクリップをインポートします。

私たちは今後の展開を注視し、Apple が Final Cut Pro X を HEVC 映像と互換性のあるものにアップデートした際にはお知らせします。