批判を受けて、アップルは取締役会の多様化を誓う

批判を受けて、アップルは取締役会の多様化を誓う

アップルの取締役会には白人男性がもう少し少ないほうがいいと批評家たちが主張する中、同社は取締役会に白人男性以外の人物を入れることを誓っている。

Andrea Jung - 写真提供: Makers.com。
Andrea Jung – 写真提供: Makers.com。

AppleInsider:

ブルームバーグによると、同社は最近、株主であるトリリアム・アセット・マネジメントLLCとサステナビリティ・グループからの批判を受け、取締役会の多様化を誓約する定款を若干修正した。特に、両グループは、女性取締役がエイボン元CEOのアンドレア・ユング氏1名のみであるという事実を問題視している。

報道によると、この2つの団体は過去数ヶ月にわたりAppleの代表者と複数回会合を持ち、2月28日に開催される株主総会で懸念事項を株主に提起し、決議に付す可能性を検討していたという。しかし、Appleが企業憲章を改訂し、女性とマイノリティの両方を取締役候補として検討すると明記したことを受け、この計画は中止された。

ユング氏を除くと、Appleの取締役会は白人男性ばかりだ。Apple CEOのティム・クック氏、元米国副大統領のアル・ゴア氏、取締役会会長のアーサー・D・レビンソン氏などが含まれる。その他、Intuit会長のビル・キャンベル氏、J. Crew CEOのミラード・ドレクスラー氏、ウォルト・ディズニーCEOのロバート・A・アイガー氏、ノースロップ・グラマン元CEOのロナルド・D・シュガー氏も取締役会のメンバーである。

公平に言えば、この状況はフォーチュン500企業に限ったことではない。ブルームバーグによると、これらの企業では取締役会のわずか17%が女性で、最高経営責任者(CEO)に限れば15%が女性だ。

Appleは今年後半に経営陣の多様化を進め、アンジェラ・アーレンツ氏が新設されたリテールおよびオンラインストア担当シニアバイスプレジデントに就任します。アーレンツ氏はAppleで唯一の女性上級管理職となります。