シンガポールの携帯電話通信会社は、軍の駐屯地にカメラ付きスマートフォンを持ち込むことを許可されていない軍人向けにiPhone 4Sを販売するため、カメラを取り外した改造iPhone 4Sの発売に取り組んでいる。
AppleInsiderのJosh Ong氏は次のように書いている。
18歳から21歳の男性に24ヶ月の兵役を義務付けているシンガポールでは、通信事業者が両方のカメラを取り外したiPhoneモデルを発売するという噂が以前から飛び交っていた。CNet Asiaによると、シンガポールの3大通信事業者の一つであるM1は先週、この改造モデルの製品ページを一時的に公開し、「カメラなし」のiPhone 4Sの開発に取り組んでいることを認めた。
M1の製品リストによると、この端末はカメラ付きモデルよりも49シンガポールドル(約38ドル)高い価格で販売される予定だった。2年契約で選択した月額プランに応じて、カメラなしのiPhone 4Sは49シンガポールドルから679シンガポールドルの間で販売される予定だった。
iPhone 4Sは、Appleの国際展開の一環として昨年10月に初めて発売された。
リストは削除され、M1の広報担当者は問い合わせに対し、同社が「サービスにいくつかの調整」を行っている間、リンクは削除されたと述べた。
シンガポール国防省は最近、現地通信業者がスマートフォンからカメラを取り外したことを証明する証明書を軍人が所持していれば、基地内でスマートフォンを使用できるとの判断を示した。
カメラなしのiPhoneを軍関係者に販売することは、Appleの世界売上高のごく一部に過ぎないだろうが、この動きは同社が市場で確固たる地位を築くのに役立つ可能性がある。一部の報道によると、iPhoneはシンガポールで50%以上の市場シェアを獲得しているという。