カリフォルニア州裁判所のポール・S・グレウォル判事は水曜日、アップル対サムスンの特許訴訟におけるサムスンによる資料提出請求を却下した。同社は、これらの資料を現在日本で係争中の別の特許訴訟における証拠収集に利用することを計画していた。
AppleInsider:
グレワル判事の判決は、韓国企業が、現在審理中の画期的な特許訴訟の文書を、日本で審理中の同様の特許訴訟の証拠開示に利用するよう求めたとブルームバーグが報じた翌日に下された。アップルは、サムスンが日本の通常の裁判手続きを回避しようとしているとして、この申し立てに反対した。
グレワル判事の判決文は次の通り。「当事者間の外国紛争への巻き込みを防ぐため、また、現在並行して請求が審理中の日本の裁判所に敬意を表し、当裁判所は、東京地方裁判所が全く同じ請求について判決を下す機会を得た後、新たな請求に影響を与えることなく、サムスンの証拠開示請求を却下する。」
サムスンは、2007年6月以前のiPhoneの販売に関する証拠を求めていた。また、2007年のマックワールドでスティーブ・ジョブズ氏がiPhoneを紹介する際に使用したiPhoneや、アップルのウェブサイトに掲載されたビデオで使用されたiPhoneなど、端末の実物も求めていた。
サムスンは日本の裁判所が判決を下したら、再度請求を提出できる。