コーニング社の新型ゴリラガラス6は、1メートルの高さから15回連続落下しても耐えられる

コーニング社の新型ゴリラガラス6は、1メートルの高さから15回連続落下しても耐えられる

コーニング社は、超頑丈なカバーガラス製品の最新世代となる「ゴリラガラス6」を発表しました。同社によると、この新しいガラスは「複数回の落下に対する前例のない保護」を提供し、1メートルの高さから最大15回の連続落下に耐えることができます。

トルーナが最近実施した世界規模の消費者調査によると、人々は平均して年間7回スマートフォンを落としており、そのうち50%以上が1メートル以下の高さで発生しています。コーニングの科学者は、カバーガラスの性能を向上させるため、複数回の落下という課題に対処する全く新しい素材を開発・設計しました。ラボ試験では、Gorilla Glass 6は平均して1メートルの高さから粗い表面への落下を15回も耐え、Gorilla Glass 5と比較して最大2倍の耐久性を示しました。同じ試験条件下では、ソーダライムガラスやアルミノシリケートガラスなどの競合ガラスは、最初の落下でも耐えられませんでした。

平均的な人が年に7回携帯電話を落とすとしたら、少なくとも23人は器用な指を持つ人がいるということになります。私の方がそれを補って余りあるほどです。さて、話が逸れました。

コーニング社は、Gorilla Glass 6は、今日ますます人気が高まっている全面ガラス製の携帯電話のデザインに最適なソリューションであると述べています。

「落下高さと落下頻度への対応に加え、Gorilla Glass 6は、筐体の85%以上にガラスを使用する現代的なデザインの要件も満たすように開発されました。美観と性能の両面で優れたガラスは、技術革新の好機であり、今後もモバイルコンシューマーエレクトロニクスの素材として選ばれ続けるでしょう」と、Corning Gorilla Glassのマーケティング&イノベーション製品担当副社長、スコット・フォレスター氏は述べています。

コーニングは長年にわたりAppleのサプライヤーであり、Appleのデバイスラインナップにゴリラガラスを供給しています。同社はAppleの先進製造基金から受け取った2億ドルを研究開発に有効活用しているようです。

コーニング社の新型Gorilla Glass 6が、次期iPhoneに採用される可能性は高い。コーニング社は今のところ詳細を明かしておらず、「複数の顧客による評価中で、今後数ヶ月以内に市場に投入される予定」とのみ述べている。