ご存知の通り、Appleは昨日、現行のiOSデバイスをお持ちのユーザー向けにiOS 5をリリースしました。インストールして試用しようとした方はご存知かと思いますが、Appleのサーバーは対応に追われていました。
しかし、Appleのデータセンター(上の写真はスティーブ・ジョブズが世界に向けて発表していた時の写真)は問題の一部に過ぎなかったとガーディアン紙は報じています。多くのインターネットサービスプロバイダーも同様に、対応に苦慮していました。iOS 5のアップデートによるトラフィックの急増は信じられないほどで、多くのISPはネットワークのトラフィックフローを維持するのに苦労しました。
ISP の 1 つである AAISP は、「18:40 [BST] 頃から使用率が異常に高くなった」ことに驚いて、「明らかに何かが『アップ』しており、何らかの『インターネット イベント』が発生している」と考えました。
トラフィックの急増は、Appleユーザーが600MBのiOS 5アップデート、OS X 10.7.2アップデート(これもダウンロードサイズはそれほど小さくはありませんでした)、そしてAppleが昨日リリースしたその他のアップデートや新アプリをダウンロードしようとしていたことを考えると、それほど驚くべきことではありません。これらすべてが相まって、かなりの需要が高まったのです。
ガーディアン紙の報道では、英国のISPがこの問題にどう対処したかが詳しく報じられていますが、米国やその他の国のISPも同様の問題を抱えていた可能性が高いでしょう。Appleは本当にインターネットを破壊したのでしょうか?そうではありません。しかし、世界中のISPに警鐘を鳴らしたのでしょうか?間違いなくそうです。
マイクロソフトがWindowsのアップデートをダウンロードしようとしてインターネットをダウンさせかけたのを覚えていますか?私も覚えています。これほどのウェブトラフィックの急増を生み出せたのはAppleだけです。