クオ氏:Appleの噂の指紋センサーの生産は台湾のハイテク産業に依存する可能性が高い

クオ氏:Appleの噂の指紋センサーの生産は台湾のハイテク産業に依存する可能性が高い

昨日、台湾の電子機器メーカーがサムスンに対抗するため、Appleをはじめとする企業と連携していると報じました。そして今、Appleの次世代iPhoneに搭載されると噂されている指紋センサーの生産が、台湾の半導体産業に大きく依存する可能性があるという情報が入りました。

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AppleInsider:

Appleの指紋リーダーに関する具体的な証拠はまだ出ていないが、人脈の広いKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏を含む多くの市場ウォッチャーは、このコンポーネントがいわゆる「iPhone 5S」に搭載される可能性が高いと考えている。

AppleInsiderが入手したレポートの中で、Kuo氏は、Appleは噂されている指紋センサーの製造に主に台湾を拠点とするサプライチェーンに依存すると予想されていると指摘している。

Appleは2012年にセキュリティ企業AuthenTecを買収しました。それ以来、アナリストたちは同社の技術がAppleのiOSデバイスにどのように組み込まれるかについて推測を続けてきました。多くのアナリストは、Appleが将来のiPhoneにAuthenTecの指紋認証技術を搭載するだろうと考えています。おそらくホームボタンの下に搭載されるでしょう。

クオ氏は、アップルが次期携帯電話に指紋認証技術を採用すると考えるアナリストの一人であり、同社は現在の部品供給元でありライバルでもあるサムスンとの距離を縮めるために台湾のサプライチェーンを利用する可能性が高いと述べている。

アナリストは、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)が以前AuthenTec向けにシリコンを製造していたことから、Appleにとって良いファウンドリーの選択肢になるだろうと指摘している。TSMCは、Appleの次世代AシリーズSoCの製造元として長年噂されてきた。

クオ氏は、ウエハーレベルパッケージング(WLP)の取り扱い候補として、台湾の別の企業であるXintecも挙げている。TSMCはXintecの筆頭株主である。

クオ氏は、台湾に拠点を置く半導体メーカーであり、組立専門企業でもあるASEが、センサー製造の最終工程を担うのに適した選択肢だと考えている。ただし、その事業の一部は最終的に日本のシャープに引き継がれる可能性もあると述べている。