連邦捜査局による「不正行為の可能性」の発見を受け、判事は火曜日のApple対司法省の公聴会を延期することに同意

連邦捜査局による「不正行為の可能性」の発見を受け、判事は火曜日のApple対司法省の公聴会を延期することに同意

連邦判事は、サンバーナーディーノ銃乱射事件の犯人サイード・ファルークが使用したiPhone 5cのロック解除をめぐり、司法省とAppleの間で明日予定されていた審問を取り下げることに同意した。司法省は、Appleの協力を一切必要としないデバイスのロック解除方法を外部の者が考案したとして、審問の取り下げを要請した。シェリ・ピム判事は政府に対し、4月5日までに最新情報を提供するよう求めた。

連邦捜査局がテロリストのiPhoneのロックを解除する「可能性のある方法」を発見したことを受け、裁判官は火曜日のApple対司法省の公聴会を延期することに同意した。

ポリティコ:

「2016年3月20日(日)、外部の関係者がFBIに対し、(テロリストのサイード・)ファルークのiPhoneのロックを解除できる可能性のある方法を実演した」と連邦検察官は月曜午後の提出書類で述べた。「ファルークのiPhoneのデータを侵害することなく、この方法が実行可能かどうかを判断するためにテストが必要である。もしこの方法が実行可能であれば、本件における全令状法命令に定められたApple Inc.(以下「Apple」)の支援は不要となるはずだ。」

政府は公聴会を2週間延期し、4月5日火曜日まで延期するよう要請した。連邦政府はその期間を利用して、提案された方法が問題のiPhoneを解読するのに使用できるかどうかを判断する予定だ。

連邦治安判事は2月、サンバーナーディーノ銃乱射事件の犯人サイード・ファルークが使用したiPhone 5cのロック解除にFBIが協力するよう同社に命じた。この命令に従えば、クパチーノの同社は、ファルークがiPhoneのロック解除に使用した4桁のパスコードを総当たり攻撃で回避できるiOSの新たなバージョンを開発せざるを得なくなる。

Appleは、この命令や、同様のデバイスへのアクセスを許可しようとする連邦政府の取り組みに抵抗し、このような「バックドア」の作成は危険な法的先例となり、法執行機関が同様の訴訟で同様の主張を展開するために必要な影響力を与えることになると主張している。また、Appleは、このようなiOSの改変版が悪意のある人物の手に渡り、ユーザーのデバイスへのアクセスを許し、ユーザーのプライバシーに関する新たな危機を引き起こす可能性があると懸念を表明している。