アップルが自動運転電気自動車を開発中との報道

アップルが自動運転電気自動車を開発中との報道

Appleが自動運転電気自動車の開発に取り組んでいるという報道が複数ある。Appleからの確証はないものの、 ウォール・ストリート・ジャーナルロイターは、それぞれ情報筋からAppleがそのような車両の開発に取り組んでいるという情報を得たと主張している。

アップルが自動運転電気自動車を開発中との報道
ベイエリアで目撃された謎のアップル社リースバン – 写真:MacRumors

ロイター通信:

テクノロジー大手のアップルは自動運転電気自動車の開発方法を研究しており、自動車メーカーや部品サプライヤーの専門家と協議していると、協議に詳しい自動車業界筋が土曜日に明らかにした。

情報筋によると、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く携帯電話、コンピューター、腕時計のメーカーは、自動車用ソフトウェアや個々の部品の設計だけでなく、車両全体を製造する方法を検討しているという。

「彼らは自動車メーカーからの支援をあまり望んでいないようだ」と匿名を条件に語った情報筋はこう語った。

ウォール・ストリート・ジャーナルは報道の中で、この車は自動運転車ではないと主張した。ロイターは自動車業界関係者の情報源から、ウォール・ストリート・ジャーナルは社内関係者の情報源から得た情報として報じている。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、Appleは数百人の従業員を擁し、コードネーム「プロジェクト・タイタン」の下、Appleブランドの電気自動車の設計に取り組んでいるという。これほどの規模のチームの存在は、同社がこのプロジェクトに真剣に取り組んでいることを示しているが、Appleの研究活動が必ずしも製品化につながるとは限らず、他のプロジェクトでAppleの利益となり得る個々の部品も研究対象としていることは周知の事実である。

Appleは自動車の開発を断念するかもしれません。さらに、電気自動車に使用されている先進的なバッテリーや車載電子機器などの多くの技術は、iPhoneやiPadを含む他のApple製品にも役立つでしょう。Appleは技術や将来性のある製品を頻繁に調査しており、販売しない製品でも複数のプロトタイプを製作するほどです。どの製品も完成させて安全認証を取得するには数年かかるでしょう。

WSJの 報道によると、アップルのCEOティム・クック氏は昨年このプロジェクトを承認し、フォードの元エンジニアでアップルのデザイン担当副社長のスティーブ・ザデスキー氏に、主に社内から最大1,000人の従業員を集めたチームを編成してプロジェクトに取り組む許可を与えたという。

今月初めにベイエリアの路上で目撃された車両と同様の、屋根にカメラを搭載した無記名のバンが、カリフォルニア州パロアルトで動画に捉えられました。MacRumors読者のジョナサン・シュー氏からこの映像を入手しました。シュー氏は、クパチーノにあるApple本社から約10マイル(約16キロメートル)離れたクレモ・アベニューのフアナ・ブリオネス公園を通過するバンを撮影しました。

Appleが車両を開発中だという噂が最初に広まり始めたのは先週のこと。Appleにリースされ、多数のカメラを搭載した謎のバンがベイエリアの路上で目撃されたことがきっかけだった。これらの車両は地図作成プロジェクトの一部ではないかと推測する人もいれば、自動運転車プロジェクトの一部ではないかと考える人もいた。

(MacRumors経由)