ウェンディーズ、全米5,800店舗でiOSアプリによるモバイル決済を導入

ウェンディーズ、全米5,800店舗でiOSアプリによるモバイル決済を導入

ウェンディーズは、顧客がスマートフォンで食事の代金を支払える新しいプログラムを米国店舗で導入する。同様のプログラムは、ファストフードチェーンのバーガーキングも先週発表している。

ウェンディーズ

AP通信 によると、オハイオ州ダブリンに本社を置くファストフード店は過去1年間、モバイル決済オプションをテストしており、現在、米国内の5,800店舗の大半でモバイル決済の受け入れ準備が整っているという。

この動きは、モバイル機器に愛着を持つ若年層を取り込もうとするファストフードチェーンの取り組みの一環だ。

「もし顧客が当社にビジネスを委託したいのであれば、彼らが望む支払い方法を選択できるようにしたい」とウェンディーズの最高マーケティング責任者クレイグ・バーナー氏はAP通信との電話インタビューで語った。

バーガーキングは先週、4月に米国の店舗で同様のプログラムを導入すると発表したが、市場リーダーのマクドナルド社はモバイル決済プログラムをまだテスト段階にある。

コーヒーチェーンのスターバックスは、より多くの顧客にモバイルアプリの利用と、コーヒー販売店のロイヤルティプログラムへの登録を促しています。同社によると、現在、全購入の14%がモバイル決済によるものだそうです。

「スターバックスが発表している数字を見ると、本当に驚くべきことだ」とウェンディーズのデジタル担当副社長、ブランドン・ローテン氏は語った。

ローテン氏は、ウェンディーズでは来店頻度の増加など、テストで有望な傾向が見られたと指摘する。

ウェンディーズのアプリでは、ユーザーがアプリで支払いをする際にレジ係に伝える6桁の番号が表示されます。バーガーキングは、アプリでは4桁の番号を使用すると述べています。

ウェンディーズは、マクドナルドやバーガーキングといった伝統的なファストフードチェーンとの差別化を図るため、高級メニューの提供を強化し、イメージ刷新に取り組んでいる。モバイル決済の導入は、店舗の改装や、より高価格帯のプレミアムメニューの追加など、様々な取り組みの一環である。

ウェンディーズのモバイルアプリはApp Storeから無料で入手できます。[直接リンク]