投資家はどの時点でApple株を空売りすべきだろうか? 著名な業界評論家であり、気難しい性格のジョン・C・ドヴォラック氏は、「今ではない」と語る。
ドヴォラックはこう書いている。
人々は Apple 社の将来について推測するのが大好きです。私も例外ではありません。
よく聞かれる質問は、高騰するアップル株をどの時点で空売りすべきかということです。私の答えはシンプルです。アップルが店舗を閉鎖し、小売業から撤退し始めたら、潮目が変わったということです。
同氏は続ける。「スティーブ・ジョブズ氏がアップルの原動力であったことは周知の事実だが、創業当初のようにジョブズ氏の個性に完全に支配されてしまうには、同社が大きくなりすぎたことも注目すべき点だ。」
ドヴォラック氏は、ジョブズ氏が長年にわたり多くの疑わしいアイデアを却下してきたにもかかわらず、彼自身の意見が何度も無視されてきたことは明らかだと語る。
「アップルの小売業の取り組みなど、さまざまな取り組みに携わるコンサルタントの数は驚くほど多い」とドヴォラック氏は言う。「カリフォルニア州パロアルトの次世代店舗がオープンすれば、その真価がわかるだろう。」
Appleは小売事業をどれだけ成長させることができるだろうか?
ドヴォラック氏はこう書いている。「アップルが1,000店舗を展開し、全て成功させることができない理由はないと思う。オフィス用品チェーンのステープルズ社は2,000店舗以上を展開している。」
そして、彼はいつものように少し「突飛な」発言をする。「アップルは小売業に非常に長けているように見えるので、ステープルズのような企業を買収してこの分野で事業を拡大できるのではないかと疑う余地はない。なぜできないのか?アップルは750億ドル以上の資金を銀行に保有しており、ステープルズの価値は約100億ドルだ。どの小売チェーンにも計算してみればわかる。チャンスは潜んでいる。」
Dvorak 氏は最後に、Apple に関して言えば可能性は無限であり、近い将来に Apple に賭けるつもりはないと述べた。