AppleはOS X 10.7.4のリリースに合わせて、Safariのアップデートもリリースし、バージョンを5.1.7にしました。このアップデートの注目すべき点の一つは、古いバージョンのAdobe Flashを自動的に無効化し、Adobeのウェブサイトから最新バージョンをダウンロードするようユーザーに指示する点です。
リリースノートより:
OS X Lion の Safari 5.1.7 および OS X Snow Leopard の Safari 5.1.7 では、古いバージョンの Adobe Flash Player が無効になります。
古いバージョンのAdobe Flash Playerには最新のセキュリティアップデートが含まれていないため、Macのセキュリティ維持のため無効化されます。Safari 5.1.7がシステム上で古いバージョンのFlash Playerを検出すると、Flash Playerが無効化されていることを通知するダイアログが表示されます。このダイアログには、Adobeのウェブサイトに直接アクセスして、Flash Playerの最新バージョンをダウンロード・インストールするためのオプションがあります。
AppleがFlash Playerの以前のバージョンを自動的に無効化するのは、一見極端なように思えるかもしれません。しかし、古いバージョンのFlash Playerはユーザーに重大なセキュリティリスクをもたらす可能性があることを念頭に置いておく必要があります。Appleは、ユーザーが自己責任で古いバージョンのFlash Playerを再度有効化する方法も提供しています。
このアップデートには、次の改善も含まれています。
- システムのメモリ不足時にブラウザの応答性を向上させる
- ピンチズームジェスチャを使用した後にウェブページが応答しなくなる可能性がある問題を修正しました
- フォームを使用してユーザーを認証するウェブサイトに影響を与える可能性のある問題を修正しました
Safari 5.1.7 はソフトウェア・アップデートを通じてすぐに入手可能で、Apple の Safari サイトから直接ダウンロードすることもできます。