AmazonはiPadとの戦いで、さらに攻勢を強めているようだ。The Atlanticによると、Amazonは自社の音声認識企業Yapを買収し、AppleとiPhone 4Sに対抗するため、Siriのような機能を開発している可能性があるという。
買収は9月に完了したと思われたが、どちらの会社からも公式発表はなく、アトランティックが情報源とするSECの提出書類にはAmazonの名前は記載されておらず、その代わりに「Dion Acquisition Sub」という会社の名前が記載されている。同社の本社はAmazonが所有するビルに所在するという不審な状況だ。
買収当時まだ開発中だったヤップのサービスは、ボイスメールのメッセージをテキストに変換することに重点を置いていたが、同社は音声認識技術に関する特許やその他の知的財産も保有していた。
この買収の背後にあるアマゾンの意図は不明だが、アマゾンが何を計画しているかに関わらず、できるだけ秘密にしておきたいと思っているのは明らかだ。
個人的には、AmazonがYapのサービスを1、2年かけて開発しなければSiriに似たものにできるとは到底思えません。そもそも、それが彼らの意図だとしても。彼らは単にAppleとの法的トラブルを起こそうとして特許を取得しようとしているだけなのかもしれません。