人間がiPadをとても楽しんでいることは既に知られています。AppleのiPadの売上が右肩上がりで伸びているのも、この事実を如実に物語っています。人間がiPadをこれほど楽しんでいるのなら、その喜びを他の霊長類にも広げてみてはいかがでしょうか?世界中の12の動物園(マイアミ動物園やミルウォーキー郡動物園など)で既に行われているトレンドに続き、スミソニアン国立動物園もまさにそれを実行することを決定しました。
SmithsonianScience.org ( CNET経由):
スミソニアン国立動物園の大型類人猿飼育員たちは、動物たちの生活にさらなる多様性と豊かさをもたらす方法を探っていた際、オランウータン・アウトリーチと、世界中の12の動物園で大きな成功を収めているプログラム「類人猿のためのアプリ」に目を向けました。飼育員たちは指先でタップするだけで、動物園の6頭のオランウータンにiPadを操作させ、ユニークな刺激を与えています。その結果、36歳のボニーはドラムを叩くのが好きで、16歳のカイルはピアノを好み、25歳のアイリスは鯉が泳ぐ池の心地よい音を聞きながら、アニメーションで動く魚が水しぶきをあげるのを見て満足していることが分かりました。
iPadは、音楽、ゲーム、フィンガーペイントアプリから、オランウータンが視覚的な語彙を使ってコミュニケーションをとるのを助けるアプリまで、様々な用途で使用されています。iPadには動画アプリも搭載されており、オランウータンは動物園の仲間の動画を見ることができます。オランウータン・アウトリーチは、将来的にはSkypeのようなビデオツールを使って、動物たちがiPadを使って実際にコミュニケーションを取れるようになることを期待しています。
iPadが人間の生活を豊かにするだけでなく、他の生き物の生活を向上させるためにも使われているのを見るのは、本当に素晴らしいことです!すぐに猿にiPadを渡すつもりはありませんが、テクノロジーが実現できる面白いことには驚嘆しています。
私たちが住んでいる世界はなんと素晴らしいテクノロジーに満ち溢れた世界なのでしょう。