アップルCEOティム・クック氏「マイクロソフトSurfaceは妥協的で混乱を招く」

アップルCEOティム・クック氏「マイクロソフトSurfaceは妥協的で混乱を招く」

アナリストからマイクロソフトの新発売のSurfaceタブレットについてコメントを求められたアップルのCEOティム・クック氏は、同製品が「妥協している」「わかりにくい」としているレビューを挙げた。

AppleInsider:

「私はまだSurfaceを個人的に触っていない」とクック氏は同社の決算説明会でアナリストに語り、深いため息をつきながら「しかし、我々が読んでいる情報によれば、Surfaceはかなり妥協した、分かりにくい製品だということだ」と付け加えた。

どうやらクック氏は、Surface を「妥協と混乱の両方を抱えたタブレット」と評したマシュー・ホナン氏による Wired のレビューを読んだのかもしれない。

あるいは、彼が考えていたのは、Surface の Office アプリの使用は「妥協の産物のように感じる」と書いた CNN のハリー・マクラケン氏や、 「妥協のないデバイスというより、むしろ妥協の多いデバイスのように感じる」と書いたThe Vergeのジョシュ・トポルスキー氏のことだったのかもしれない。

クック氏は、Apple はエンジニアリングとデザインの両方で必要な固有のトレードオフを認識していると付け加えた。

「それぞれの製品を作る上で最も難しいことの一つは、厳しいトレードオフを突き詰め、製品がどうあるべきかを見極めることだと考えています」とクック氏は述べた。「iPadではまさにそれを実現しました。そのため、ユーザーエクスペリエンスはまさに驚異的です。空を飛んだり浮いたりする車を設計することは可能かもしれませんが、それら全てを完璧にこなせるとは思えません。」

同氏はさらに、人々は iPad と他のタブレット製品を比較検討し、本当に iPad が欲しいという結論に達するだろうと考えている、と付け加えた。