ベスト・バイは小売業の衰退に終止符を打つ取り組みの一環として、アップルの非常に成功した小売店のさまざまな側面を借用した小規模店舗を試験的に展開している。
AppleInsider:
ベスト・バイはミネソタ州リッチフィールドにプロトタイプ店舗を1店舗構えており、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、そこには「ソリューション・センター」と呼ばれるテーブルが設置されており、ギーク・スクワッドの従業員が常駐している。これはアップルのジーニアス・バーに似ているという。このテスト店舗ではまた、アップルと同様に、レジではなく複数の場所で商品の支払いができるようになっている。
ベスト・バイの株価は過去24カ月間で33％下落し、店舗の売上は過去2年間で毎年ほぼ2％減少している。
暫定最高経営責任者（CEO）のマイク・ミルカン氏が「ベスト・バイ2.0」と呼ぶ、実験的なアップル風店舗は、できるだけ多くの機器を展示することではなく、顧客が対応可能な従業員と話せるようにすることに新たな重点を置こうとしている。
ベスト・バイは、顧客がベスト・バイなどの実店舗を訪れて商品をチェックし、その後家に帰ってアマゾンなどのオンライン小売業者から商品を購入するという「ショールーミング」の傾向を抑制しようとしている。
3月に同社は50店舗を閉鎖し、8億ドルのコスト削減を行う意向を発表しました。閉鎖後、ベスト・バイは米国内に約1,050店舗を残すことになり、そのうち60店舗が「2.0」型店舗に転換される予定です。
