Appleは、テキサス州オースティンに10億ドル規模の133エーカー(約48ヘクタール)の新キャンパスの建設を開始したと発表しました。この発表は、ドナルド・トランプ大統領の本日の訪問を直前に控えたものです。
この新キャンパスは、Appleが昨年表明したオースティン地域への事業拡大の約束を実現するものです。Appleによると、このキャンパスは当初5,000人の従業員の拠点となり、最終的には15,000人の従業員を収容できるようになる予定です。新施設は2022年に開業予定です。
AppleはAppleらしく、新開発による環境への影響を最小限に抑えるための対策も講じる予定だ。同社はオースティンに拠点を置くBartlett Tree Expertsと提携し、キャンパス内にテキサス原産の20種類以上、数千本の樹木を植樹する予定だ。造園は敷地の60%以上を覆い、50エーカーの自然保護区も設置され、一般公開される予定だ。
Appleは昨年、テキサス州オースティンの新キャンパスに10億ドルを投資すると発表しました。また、シアトル、サンディエゴ、カルバーシティに新たな拠点を設立し、今後3年間でピッツバーグ、ニューヨーク、コロラド州ボルダーなど全米各地の都市に事業を拡大する計画も発表しました。
クパチーノに本社を置くiPhoneメーカーのAppleは、2018年から2023年の間に米国経済に3,500億ドルの貢献を果たす見込みで、その間に2万人の新規雇用を見込んでいると述べている。オースティンの従業員数は既に約7,000人に増加しており、過去5年間で50%以上増加しているという。
近くの生産施設では、Apple が顧客向けに新型 Mac Pro を製造しており、12 月から顧客への発送を開始する準備を進めている。
「Apple史上最もパワフルなデバイスであるMac Proをオースティンで製造することは、Appleの誇りであると同時に、アメリカの創意工夫の揺るぎない力を証明するものです」と、AppleのCEO、ティム・クックは述べています。「現在建設中のオースティンの新キャンパスは、Appleにとってこの街、そしてこの街を故郷とする才能豊かで多様性に富んだ従業員との緊密な絆を深めています。240万人以上のアメリカ人の雇用を担うAppleは、この地で新たな章を刻み、アメリカのイノベーションの歴史に貢献し続けたいと強く願っています。」
アップルのCEOティム・クック氏は本日遅くにドナルド・トランプ米大統領とともにオースティンのアップル事業所を視察する予定だ。