サムスン、東京地裁でアップルに勝利

サムスン、東京地裁でアップルに勝利

東京地裁がサムスンのスマートフォンとタブレット端末が音楽や動画のデータをサーバーと同期させるアップルの特許を侵害していないとの判決を下し、サムスンは日本での特許訴訟で勝訴した。

ブルームバーグ:

東京地方裁判所の東海地方裁判所判事は本日、アップルに対し、携帯端末に使用される特許をめぐる両テクノロジー大手間の世界的な訴訟における最新の判決として、訴訟費用の支払いを命じた。サムスン株は上昇し、前日の下落分を帳消しにした。

「これらの製品が原告の技術範囲に属するとは信じ難い」と庄司氏はアップルの訴えを棄却する中で述べた。

アップルは昨年、ギャラクシーS、ギャラクシータブ、ギャラクシーS IIが同期特許を侵害しているとして東京でサムスンを提訴し、1億円(130万ドル)の損害賠償を求めた。

日本の裁判所は、サムスンがKiesソフトウェアを使用してモバイル機器とコンピューター間でマルチメディアコンテンツを同期する方法は、アップルが保有する特許を侵害しないと判断した。

裁判所は、ソフトウェアはファイルを名前とサイズで区別していると判断したが、これは、コンテンツの長さなど他の情報を使用して、どのファイルを同期する必要があるかを認識するという Apple の主張に反するものである。

サムスンは声明で、この決定を歓迎したと述べた。アップルの広報担当キャロリン・ウー氏はコメントを控えた。

サムスン社の広報担当者はまた、東京地裁が同社が日本でギャラクシー製品8機種を販売することを禁じる仮差し止め請求も却下したと述べた。

負け越しが続く地元チームに何か良い点を見つけようとするスポーツ記者のように、ソウル在住のタウラス・インベストメント証券のアナリスト、キム・ヒョンシク氏は、「これで流れはサムスン有利に変わるだろう。サムスンは知的財産に強い国でこの勝利を収めた。サムスンにとって明るいムードになりつつある」と述べた。

この韓国企業の株価は判決後、最大1.6%上昇し、ソウル市場では1.5%高の123万3000ウォンで取引を終えた。