Appleは火曜日、macOS Sierraの2次ベータ版を開発者向けにテスト用に公開しました。Appleの次期Mac OSの2次ベータ版は、6月に開催されたAppleのWWDC 2016で初公開されたOSのリリースから3週間後に公開されます。
新しいベータ版(ビルド 16A239j)は、Mac App Store の「アップデート」タブ、または Apple Developer Center からダウンロードできます。
SiriがMacに登場
macOS Sierraは、Siriをはじめとする数々の新機能をMacユーザーに提供します。AppleのバーチャルパーソナルアシスタントがMacに登場します。Siriのおなじみの機能が、マウスクリックまたはホットキーの組み合わせで利用できるようになります。SiriはDock、メニューバー、またはMacキーボードからアクセスできます。
ユーザーは音声コマンドを使って情報を検索したり、ファイルを見つけたり、メッセージを送信したりできるようになります。Siriは、昨晩作業していた特定の文書を見つけたり、カレンダーに会議を追加したり、音楽を再生したり、FaceTime通話を開始したりなど、さまざまな操作を実行できるようになります。
Siriの検索結果から項目をドキュメントやメールに直接ドラッグ&ドロップすることもできます。Siriの検索結果は通知センターにピン留めできるので、スポーツのスコアや株価の確認に便利です。また、Siriはシステム環境設定の調整、リマインダーの設定、写真ライブラリの検索も行えます。
その他の新機能
macOS Sierraでは、デスクトップと「書類」フォルダ内のすべてのファイルを、Mac、iOSデバイス、PCのいずれの端末からでも利用できるようになります。「書類」フォルダまたはデスクトップにファイルを保存するだけで、デバイス間でファイルを共有できます。
Macの連携機能が強化され、デバイス間でのコピー&ペーストが簡単になります。ユニバーサルクリップボードを使用すると、iCloud経由ですべてのAppleデバイス間でクリップボードの内容をコピー&ペーストできます。iOSデバイスとMac間で情報をコピー&ペーストできます。
Macユーザーは、対象ウェブサイトでのお買い物時にApple Payをご利用いただけます。ウェブサイトでのお会計時にApple Payボタンをクリックし、iPhoneのTouch IDセンサー、またはApple Watchを使ってお支払いを承認してください。
可用性
macOS Sierraは現在開発者向けにのみ提供されています。Appleは今月後半にパブリックベータテスター向けに提供を開始し、一般向けには年内にリリースされる予定です。