ベライゾンCEO、iPhone向けLTE通信をスティーブ・ジョブズに「売り込んだ」功績を認める

ベライゾンCEO、iPhone向けLTE通信をスティーブ・ジョブズに「売り込んだ」功績を認める

水曜日のNABカンファレンスでの講演で、ベライゾン社のCEO、ローウェル・マクアダム氏は、故スティーブ・ジョブズ氏にiPhoneに4G LTE機能を追加することを説得したのは自分だと主張した。

ローウェル・マカダム

AppleInsider:

「私は本当に彼に売り込もうとしていたのに、彼は何の反応もなくただ座っていました。ついに彼はこう言いました。『もう十分だ。10Mbpsで私を虜にした。10Mbpsで動画ストリーミングもできるって知ってる』。そして、アップルの次のスマートフォンはLTE対応になったのです」とマクアダム氏は語った。

マクアダム氏はジョブズ氏との会話の正確な日付を明かしていない。ジョブズ氏が亡くなったのは2011年10月5日で、iPhone 4Sの発売からわずか翌日だったことを考えると、マクアダム氏のタイムラインの記憶は多少ずれているかもしれない。AppleはiPhone 5までLTEを提供しておらず、4SはHSPA+機能のみを提供していた。

スティーブ・ジョブズは、LTE はいずれ iPhone にも搭載されるだろうが、Apple は Apple のユーザー体験を損なわない形で LTE を実現したいと考えている、と何度も発言していたため、Verizon の幹部が iPhone への LTE 機能の追加にどのような役割を果たしたのか、もし果たしたとしたら、それは誰の目にも明らかではない。

初期の LTE チップセットは物理的に大きく、大量のバッテリーを消費しました。

マクアダム氏はまた、ベライゾン・ワイヤレスのネットワークトラフィックの50%が現在動画で占められており、2017年までにネットワーク全体のトラフィックの3分の2を占めると予測していると述べた。ベライゾンの幹部は、LTEへの投資こそが動画配信を可能にしていると述べた。「3Gでは動画クリップは視聴できますが、バッファリングが発生します。4Gでは動画をストリーミングできます」と彼は述べた。