環境団体グリーンピースの抗議者たちは水曜日、アイルランドのコークにあるアップルの欧州本社屋上で1時間にわたるデモを行った。彼らはiCloudサービスに石炭火力発電が使われていることに抗議していた。
AppleInsider:
アイリッシュ・エグザミナー紙 によると、デモ参加者は現地時間午前7時頃、コークにあるアップル本社ビルの屋上に登り、約1時間後に自主的に下山した。抗議活動開始後、地元警察と消防隊が現場に到着し、グリーンピースのメンバーはアップルの欧州本社で従業員にパンフレットを配布した。
抗議活動参加者らが建物に「私たちのクラウドをきれいにしよう」と書かれたプラカードを掲げる一方で、グリーンピースは、アイルランドのコークにあるアップル本社が再生可能エネルギー源に依存しているという同社のエネルギー政策を称賛した。
AppleInsiderは、「トルコとルクセンブルクにあるAppleの施設でも同様のデモが行われたと報じられている。これらの抗議活動は、グリーンピースが火曜日に発表した「あなたのクラウドはどれくらいクリーンか?」と題した調査への注目を集めるために組織的に行われた。この調査では、AppleのiCloudサービスとノースカロライナ州メイデンにある大規模なデータセンターが、石炭火力発電に大きく依存していることが厳しく批判されている。」と報じている。
アップルはグリーンピースの主張にすぐに反論し、再生可能エネルギーはグリーンピースの予測よりもノースカロライナ州データセンターの電力需要の50パーセント多くを賄うだろうと主張した。
「ノースカロライナ州のデータセンターは、フル稼働時に約20メガワットの電力を消費します。その電力の60%以上を、太陽光発電所と燃料電池設備を含む再生可能エネルギー源から供給する予定です。これらの設備は、それぞれ国内最大規模となります」と、広報担当のクリスティン・ヒューゲット氏は述べています。「この業界をリードするプロジェクトにより、メイデンはこれまでで最も環境に優しいデータセンターとなると確信しています。来年には、オレゴン州に100%再生可能エネルギーで稼働する新施設がこれに加わります。」