iPhone 5の発売は、Appleとその忠実なファンにとって大きな意味を持つだけでなく、Appleの部品サプライヤーの金庫にも現金が流入することになるだろう。
インベスターズ・ビジネス・デイリー:
FBRのアナリストは水曜日の調査レポートで、Appleの第6世代iPhoneは、クアルコム(QCOM)やフェアチャイルド・セミコンダクター(FCS)といった企業の資金を一気に押し寄せる「津波」となる可能性があると指摘した。FBRは、AppleがiPhone 5を9月上旬から中旬(報道では9月12日)に発表し、その2週間後に発売すると予想している。
FBRのレポートによると、iPhone 5は今年、半導体企業と無線通信事業者にとって「最も重要な触媒の一つ」となる可能性があるという。第4四半期には5,000万台から5,200万台のiPhone 5が生産される可能性があると予測している。
報告書では、このデバイスが重要な部品サプライヤーにとって「ホームラン」となるだろうと予測している。
新しい端末から恩恵を受けると思われる iPhone サプライヤーとしては、Qualcomm、Fairchild、Avago Technologies、Broadcom、Cirrus Logic、Maxim Integrated Products、ON Semi、Skyworks Solutions、Texas Instruments、TriQuint Semiconductor などがある。
Apple自体に関しては、iPhone 5はライフサイクルを通じて1株当たり50ドル以上の利益を生み出す可能性があるとレポートは述べている。
「アップルはiPhone 5を(平均販売価格)575ドルで2億5000万台販売し、売上高約1440億ドル、粗利益770億ドル、純利益470億ドルを生み出すと予測している」とFBRの報告書は述べている。
現時点では、Appleは次世代端末について何も発表していない。しかし、アナリストたちは、新型iPhoneはより大きなディスプレイ、4G LTEワイヤレス機能、そしてより高速なプロセッサを搭載すると予想している。